今度はBritish Columbia(BC)州とAlberta州。
Vancouverに来てまず困ったことは、酒屋がなかなか見つからなかったこと。スーパーにもビールやワインもどきは売っていますが、ほとんどノンアルコールに近いもの。日本ではコンビニでもお酒を買えるようになって、それに慣れてしまうと妙な感覚をうけてしまいました。
そうBC州の酒の販売は民営化されておらず、通常はライセンスを受けたBC Liquor Storeと言われる店でしか酒を購入できません。また、その販売を規制しているのが Liquor Distribution Branch(LDB)と言われる所です。なんとこのLDBはワインに対しては110%ものマークアップを取るのです。お隣のAlbarta州では酒の販売は民営化されていて規制当局によるこのようなマークアップはありません。
ちなみに下の図は比較的ポピュラーなカナダ・ワインの価格の内訳を比較したもので、Tax Payers Federationから発行された報告書(M.Milke,"Ending the Prohibition on Competition",2002)の抜粋です。
お隣の州なのにこんなに違うんですね。さらにBC州では若者の飲酒に対する規制がきつくなって酒の購入には25歳以下は2つの身分証明書が必要。年とってて良かった...。