行動経済学の処方箋 〜すれ違う患者と医者〜 大竹文雄 著 出版:中央公論新社 定価:本体840円+税 ページ数:256ページ ISBNコード:978-4-12-102724-5 初版刊行日:2022年11月21日 |
<目 次> <書 評> |
プロローグ 経済学の常識、世間の常識 |
第一章 日常生活に効く行動経済学 |
1 「得る喜び」より2倍大きい「失う悲しみ」 |
2 宿題を先延ばしにしないためには? |
3 よい生活のためにも初期設定が重要 |
4 「みんながしている」の効果 |
5 行動経済学で考えるお金の貯め方 |
6 人は誰にも偏見がある |
7 悩んだときは変化を選ぶ |
8 合理的な選択へと導くナッジ |
第二章 行動経済学で考える感染対策 |
1 新型コロナウイルスへの10の手段 |
2 自粛していない人がこんなにいます |
3 ワクチンの接種意向は高い |
4 社会を縛る思い込み |
5 古くて新しい生活様式 |
6 床に描いた矢印の効能 |
第三章 感染対策と経済活動の両立 |
1 ワクチン接種が行き渡った後の社会 |
2 なぜ日本人は社会経済活動よりも感染対策重視なのか |
3 指数関数を直感する「70の法則」 |
第四章 テレワークと生産性 |
1 コロナ禍で進んだテレワーク |
2 同僚と働くピア効果 |
3 オンライン会議は創造性を阻害する? |
4 体罰を有効と思い違うワケ |
5 仕事の「意味」と労働意欲 |
6 行動計画が悩みを減らす |
7 良い人間関係が生産性を高める |
8 ボトルネックを見つける |
第五章 市場原理とミスマッチ |
1 品不足になったマスクとトイレットペーパー |
2 ラグビー日本代表と外国人労働者 |
3 誤解されてきたアダム・スミスの「国富論」 |
4 最低賃金の引き上げは所得向上につながるか? |
5 企業の社会的責任と従業員の採用 |
6 「もったいない」で損してない? |
7 贈り物の経済学 |
8 税制がもたらす意外な変化 |
第六章 人文・社会科学の意味 |
1 社会の役に立たない学問なのか? |
2 反事実的思考力を養う |
3 神社・お寺の近所で育つと |
エピローグ 経済学は役に立つ |