Ceaver


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Beaver (ビーバー)は、20世紀に大活躍した&21世紀も大活躍し続けるに違いない会計研究者(下記参照)。
Ceaver (シーバー)は、21世紀に大活躍することを夢見る会計研究者(Ceaver Space 参照)。


Beaver

 Beaver の最も代表的な論文は、次の論文である。
 また、次の著書は、財務会計研究者向けの入門テキストとして、非常に有名である。


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 さて、Brown (1996) の次の論文に基づいて、Beaver の貢献がどのように評価されうるかをみてみよう。
 Brown (1996) が利用しているデータは、1963年から1992年の30年の間に7つの会計ジャーナルに掲載された論文と、1976年から1992年の17年の間に5つの会計ジャーナルに掲載された論文における引用である。

 前者の7つの会計ジャーナルとは、
    (1) The Accounting Review
    (2) Accounting, Organizations and Society
    (3) Auditing: A Journal of Theory and Practice
    (4) Contemporary Accounting Research
    (5) Journal of Accounting and Economics
    (6) Journal of Accounting Research
    (7) Journal of Accounting, Auditing and Finance
である。

 これらのジャーナルは、最近行われた調査(Brown and Huefner (1994))において「トップ10」会計ジャーナルと考えられるジャーナルの一部である(ここで除外された3つの会計ジャーナルは、税に関するジャーナルである Journal of the American Taxation Association と National Tax Journal、および Journal of Accounting and Public Policy である)。

 また、後者の5つの会計ジャーナルとは、
    (1) The Accounting Review
    (2) Accounting, Organizations and Society
    (3) Contemporary Accounting Research
    (4) Journal of Accounting and Economics
    (5) Journal of Accounting Research
である。

 Brown (1996) では、これらのデータを用いて、会計研究者ごとに「引用インデックス」を計算している。ここで、引用インデックスとは、論文の掲載後、1年平均何回他の論文で引用されたかを示す指数である。このインデックスを用いて会計研究者を順位付けると、次のようになる。

順位 名前 引用インデックス
Beaver 38.18
Zmijewsk 25.24
Hopwood 24.34
Zimmerman 22.75
Watts 21.40
Collins 21.00
Demski 20.09
Ohlson 19.92
Penman 19.92
10 Libby 18.73


 各論文の引用インデックスを共著者数で割って求められる修正引用インデックスを用いた場合には、次のような順位になる。

順位 名前 修正引用インデックス
Beaver 20.65
Hopwood 18.73
Ohlson 14.00
Foster 13.88
Zimmerman 13.30
Libby 12.57
Kinney 12.32
Demski 11.88
Leftwich 11.75
10 Kaplan 11.11


 以上、いくつかの問題点はあるものの、(修正)引用インデックスを用いた場合、Beaver は当該期間における、最も影響力のある貢献をした会計研究者と位置づけられる。


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 ちなみに、Brown は、研究者・大学などの評価をテーマにした論文を(財務会計の実証論文とともに)数多く執筆している。一部を挙げれば、以下の通り。


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[04/04/2002]修正。
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