寄附講義
講義名
特殊講義「アセットマネジメントの理論と実務」 平成22年度1学期
概要
(社)日本証券投資顧問業協会・(社)投資信託協会からのご協力により、
外部講師をお招きして学生向けの講義を行いました。
○担当教員(コーディネーター):大阪大学経済学研究科 福重 元嗣 教授
開催日時/場所
下記の日程の水曜日4限(14:40-16:10)/ 大阪大学豊中キャンパス 法経講義棟2階4番教室
カリキュラム
回/ 開催日 |
カリキュラム | 講義の概要 | 講師 |
---|---|---|---|
第1回 / 4.14 |
アセットマネジメントとは (オリエンテーション) |
○資産運用の歴史的経緯、機能、社会的位置付 ○アセット・マネジメントにおける受託者責任、運用哲学等 |
フィデリティ・ジャパン・ホールディングス㈱ 取締役副会長 蔵元 康雄 氏 |
第2回 / 4.21 |
投資資産(株式、債券)のリスクとリターン | ○金融資本市場とコーポレートファイナンス ○株式・債券の投資手法と運用スタイル ○株式・債券のリスク・リターン特性 |
イボットソン・アソシエイツ・ ジャパン㈱ 代表取締役社長 山口 勝業 氏 |
第3回 / 4.28 |
アセットアロケーションと 分散投資 |
○ポートフォリオ構築の理論と実践 ○リスク許容度別ポートフォリオ選択 ○リスクマネジメントの実務 |
ノーザン・トラスト・グローバル・インベストメンツ㈱ エグゼクティブ・アドバイザー 山田 正次 氏 |
第4回 / 5.12 |
金融デリバティブ取引 | ○金融デリバティブ取引の種類や活用方法等 | 立正大学経済学部 教授 林 康史 氏 |
第5回 / 5.19 |
ファンドマネージャー・アナリストの業務 | ○ファンドマネージャー、アナリストの業務の 実態 ○ファンドマネージャー、アナリストに求められる資質 |
カダーガン・マネジメントLLC 駐日代表 依田 孝昭 氏 |
第6回 / 5.26 |
REIT、不動産証券化商品 | ○投資としての不動産の特性 ○J・REIT(不動産投資信託)の特徴 ○不動産証券化商品の基本構造 |
東京海上不動産投資顧問㈱ 代表取締役社長 植松 丘 氏 |
第7回 / 6.2 |
投資信託 | ○投資信託(主に証券投資信託)の仕組み、 特性、種類等 ○資産運用における投資信託活用のポイント |
㈱ソフィアバンク 副代表 藤沢 久美 氏 |
第8回 / 6.9 |
社会的責任投資 | ○社会的責任投資とは ○SRIファンドの運用の実際 ○SRIファンドの今後の課題 |
住友信託銀行㈱ 株式運用部 SRIファンドマネージャー 山田 栄一 氏 |
第9回 / 6.16 |
個人資産形成の心得 | ○個人として資産運用を行う場合の重要な ポイント ○資産管理方法 |
㈱ソフィアバンク 副代表 藤沢 久美 氏 |
第10回 / 6.23 |
日本の年金制度の動向と アセットマネジメント |
○日本の年金制度の概要と企業年金を取り巻く 環境変化 ○年金の資産運用の実務 (確定拠出企業年金と資産運用との関わり等) |
大阪ガス㈱ 財務部ファイナンスチーム インベストメントオフィサー 石田 英和 氏 |
第11回 / 6.30 |
投資資産の種類と グローバル・マーケットの動向 |
○証券市場の概要 ○マクロ経済分析の基本 ○投資資産(株式、債券等)のグローバル・ マーケットの動向 ○国際分散投資の効用 |
DIAMアセットマネジメント㈱ チーフエコノミスト 小出 晃三 氏 |
第12回 / 7.7 |
ヘッジファンド | ○オルタナティブ投資の代表であるヘッジファンドの概要 ○代表的な運用手法、主なプレーヤー、グローバルな動向 |
㈱エー・エム・シー 専務取締役 寺本 名保美 氏 |
第13回 / 7.14 |
アセットマネジメント・ビジネスの今後の展望 (経営者が語る) |
○経営者から見た資産運用業について ○グローバルに見た資産運用業界と日本の将来性 ○金融商品取引法について |
y2eコンサルティング 代表 (ヘンダーソン・グローバル・インベスターズ㈱会長) 工藤 雄二 氏 |
*記載している肩書きは、講義当時のものです。
*3、4年次以上配当の講義です。履修を希望する学生は、大学の手続きに従って登録してください。