寄附講義
講義名
特殊講義「アセットマネジメントの理論と実務」 平成26年度1学期
概要
日本投資顧問業協会・投資信託協会からのご協力により、
外部講師をお招きして学生向けの講義を行いました。
○担当教員(コーディネーター):大阪大学経済学研究科 太田 亘 教授
開催日時/場所
下記の日程の水曜日3限(13:00-14:30)/ 大阪大学豊中キャンパス 法経講義棟2階4番教室
カリキュラム
回/ 開催日 |
カリキュラム | 講義の概要 | 講師 |
---|---|---|---|
第1回 / 4.16 |
アセットマネジメントとは (オリエンテーション) |
○資産運用の歴史的経緯、機能、社会的位置付 ○アセット・マネジメントにおける受託者責任、運用哲学等 |
フィデリティ・ジャパン・ホールディングス㈱ 取締役副会長 蔵元 康雄 氏 |
第2回 / 4.23 |
投資資産(株式、債券)の リスクとリターン |
○金融資本市場とコーポレートファイナンス ○株式・債券の投資手法と運用スタイル ○株式・債券のリスク・リターン特性 |
イボットソン・アソシエイツ・ジャパン 代表取締役 山口 勝業 氏 |
第3回 / 4.30 |
アセットアロケーションと 分散投資 |
○ポートフォリオ構築の理論と実践 ○リスク許容度別ポートフォリオ選択 ○リスクマネジメントの実務 |
ノーザン・トラスト・グローバル・インベストメンツ㈱ エグゼクティブ・アドバイザー 山田 正次 氏 |
第4回 / 5.7 |
金融商品取引法と アセットマネジメント |
○金商法の目的 ○金商法と資産運用会社 ○行為規制等 |
みずほ投信投資顧問㈱ 法務室長 村岡 佳紀 氏 |
第5回 / 5.14 |
ヘッジファンド | ○オルタナティブ投資の代表であるヘッジファンドの概要 ○代表的な運用手法、主なプレーヤー、グローバルな動向 |
㈱エー・エム・シー 専務取締役 寺本 名保美 氏 |
第6回 / 5.21 |
金融デリバティブ取引 | ○金融デリバティブ取引の種類や活用方法等 | トウキョウ・マリン・アジア・プライベート・リミテッド シニア・バイス・プレジデント 河西 洋文 氏 |
第7回 / 5.28 |
社会的責任投資 |
○社会的責任投資とは ○SRIファンドの運用の実際 ○SRIファンドの今後の課題 |
三井住友信託銀行㈱ 株式運用部 SRIファンドマネージャー 山田 栄一 氏 |
第8回 / 6.4 |
投資信託 | ○投資信託(主に証券投資信託)の仕組み、特性、種類等 ○資産運用における投資信託活用のポイント |
シンクタンク・ソフィアバンク 代表 藤沢 久美 氏 |
第9回 / 6.11 |
REIT、不動産証券化商品 | ○新たな投資商品としてのリート ○リート市場の推移と現状 ○リート市場の今後の展望 |
三菱商事UBS・REALTY㈱ 前代表取締役副社長 向井 稔 氏 |
第10回 / 6.18 |
年金の制度と資産運用 | ○日本の年金制度の概要と企業年金を取り巻く環境変化 |
大阪ガス 財務部ファイナンスチーム インベストメント・オフィサー 石田 英和 氏 |
第11回 / 6.25 |
投資資産の種類と グローバル・マーケットの動向 |
○証券市場の概要 ○マクロ経済分析の基本 ○投資資産(株式、債券等)のグローバル・マーケットの動向 ○国際分散投資の効用 |
DIAMアセットマネジメント㈱ チーフエコノミスト 小出 晃三 氏 |
第12回 / 7.2 |
ファンドマネージャー・ アナリストの業務 |
○ファンドマネージャー、アナリストの業務の実態 ○ファンドマネージャー、アナリストに求められる資質 |
TMインベストメント㈱ 代表取締役 (野村アセットマネジメント㈱ 前チーフインベストメントオフィサー) 水野 隆秀 氏 |
第13回 / 7.9 |
資産運用業と コンプライアンス |
○コンプライアンスとは ○受託者責任 ― 対顧客 ○インサイダー等の違法行為 ― 対市場 ○検査・監視、自主規制 |
日本投資顧問業協会 副会長専務理事 (元証券取引等監視委員会 事務局長) 長尾 和彦 氏 |
第14回 / 7.16 |
アセットマネジメント・ ビジネスの今後の展望 (経営者が語る) |
○経営者から見た資産運用業について ○グローバルに見た資産運用業界と日本の将来性 ○金融商品取引法について |
y2eコンサルティング 代表 工藤 雄二 氏 |
*記載している肩書きは、講義当時のものです。
*3、4年次以上配当の講義です。履修を希望する学生は、大学の手続きに従って登録してください。