マーケティングのデータ分析とモデリング・アプローチ研究部会
研究会のご案内及び過去の研究活動
日時 | 2013年5月24日(金) 18:00〜20:00 |
発表題名 | バスモデルのベイズ推定 |
発表者 |
斉藤嘉一(明治学院大学), 照井伸彦(東北大学), 山田昌孝(名古屋商科大学), 高田博和(ニューヨーク市立大学) |
場所 | 大阪大学 法経研究棟505セミナー室 |
発表概要 | 本研究では,日本とアメリカの,PCからのインターネットアクセスと携帯電話からのインターネットアクセスの契約者数データ(2国2製品のデータ)を用いて,階層ベイズバスモデルの推定を行った。バスモデルの推定では,データポイントの少ないデータしか利用可能でないことが少なくない。階層ベイズバスモデルの利点のひとつは,製品間の共通性を想定して製品をプールすることで,データポイントの少なさを補えることにある(Lenk and Rao 1990)。本研究では,1国内の2製品を階層化したモデルと,2国2製品のモデルを推定し,そのパフォーマンスを比較した。また1国内でのPCからのインターネットアクセスの普及と携帯電話からのインターネットアクセスの普及の関連性を考慮した階層ベイズバスモデルも推定し,製品間の関連性を考慮することによる予測精度の変化を検討した。 |
発表資料 |
日時 | 2013年4月26日(金) 18:00〜20:00 |
発表題名 |
ソーシャルメディアとデジタル・マーケティング:NYUスターン・ビジネススクールのExecutive Education Programを受講して |
発表者 | 山田昌孝(名古屋商科大学) |
場所 | 大阪大学 法・経共同研究棟(新棟)505セミナー室 |
発表概要 |
最近の消費者を取り巻く買い物環境はICTの発展で急激に変化し、またその変化に対応しきれていない企業も多い。本報告者も研究者・教育者として対応しきれていないと感じていたところ、たまたま母校スターンからのメールで二日間のプログラムを知った。本報告では、@講義の実際を報告することで、米国ビジネススクールのソーシャルメディア・マーケティング教育の現状の一端とA受講後に得た消費者革新性についての研究方向について報告する。 |
発表資料 | 資料のダウンロード |
日時 | 2012年9月27日(木) 18:00〜20:00 |
発表題名 | 大規模オンラインコミュニティにおけるソーシャルネットワーク分析とその応用 |
発表者 | 津川 翔(大阪大学) |
場所 | 大阪大学 法・経共同研究棟(新棟)605セミナー室 |
発表概要 |
近年社会活動のネットワーク化が急速に進んでおり、様々な種類のオンラインコミュニティが形成されている。それに伴ない、オンラインコミュニティの参加者間のコミュニケーションに関する膨大な量のデータが入手可能になってきた。この膨大な量のデータが、社会現象の理解や、新たなサービスの実現に有用であると期待されている。このような人と人とのコミュニケーションに関する膨大な量のデータを分析するための手段として、「ソーシャルネットワーク分析」と呼ばれる手法が注目されている。本発表では、オンラインコミュニティにおけるソーシャルネットワークの分析手法および応用例について、我々のこれまでの取り組みを中心に紹介する。 |
発表資料 |
日時 | 2011年6月10日(水) 18:00〜20:00 |
発表題名 | 商品アソートメントの変化の考慮集合の形成とブランド選択に及ぼす影響 |
発表者 | ウィラワン・ドニ・ダハナ(大阪大学),中島望(大阪大学),照井伸彦(東北大学) |
場所 | 大阪大学 法・経共同研究棟(新棟)505セミナー室 |
発表概要 | 店舗に陳列されている商品の品揃えは時間とともに常に変化している。売れなくなった商品が棚から消えては、発売となった新商品が棚に加わる。このようなアソートメントの変化は消費者の考慮集合の形成とブランド選択行動に影響を与えると考えられる。本研究ではある商品が棚から消えたときやある商品が新たに棚に加わったとき、つまり商品アソートメントが変化したとき、考慮集合がどのように変化するかブランド選択行動に変化があるかを明らかにすることを目的とする。 |
発表資料 | shiryou8.pdf |
日時 | 2011年3月14日(水) 18:00〜20:00 |
発表題名 | 1. 離散・連続選択モデルのマーケティングでの応用 2.フィールドエンゲージメント施策が消費者行動に及ぼす影響について |
発表者 | 1.里村 卓也(慶應義塾大学) 2.志村彰洋(電通),山川茂孝(電通),淺原彰規(日立製作所中央研究所),瀬戸宏一(日立製作所) |
場所 | 大阪大学 法・経共同研究棟(新棟)505セミナー室 |
発表概要 |
1.本報告では、離散・連続選択モデルのマーケティングでの応用について報告する。まず、離散・連続選択モデルについてその性質や従来モデルとの関係について解説し、次にモデルに新しく複数の制約条件を加えたモデルの構築を行い、ボリューメトリック・コンジョイント・データ分析への適用例について紹介する。さらに、離散・連続選択モデルのマーケティングで応用可能性についても紹介する。 |
発表資料 | shiryou7.pdf, shiryou7.wmv |
日時 | 2011年2月16日(水) 18:00〜20:00 |
発表題名 | ICTによるマーケティング・コンセプトの変容と普及パターンの構造的変化 |
発表者 | 山田 昌孝(名古屋商科大学) |
場所 | 大阪大学 法・経共同研究棟(新棟)505セミナー室 |
発表概要 | ICTによるマーケティング・コンセプトの変容と普及パターンの構造的変化IT時代からICT時代に移行してマーケティングはどのように変化し、さらにどのような方向に向かっているのであろうか。ICTがマーケティングにもたらした影響を探り、マーケティング・コンセプトの変容を見た。ICTによって人々のコミュニケーション能力が著しく向上した結果、マーケティング・コンセプトは「人間志向」から「公正志向」へと向うべきあることを知った。その上でイノベーション/新製品の普及パターンを製品ライフ・サイクルの側面から採り上げ、その概念の起源から現状までをICTのコミュニケーション能力の影響の視点から分析した。研究成果の注目すべき結果のいくつかを新製品担当者が彼らの意思決定に活用できるように詳しく紹介した。 |
発表資料 | shiryou5.pdf |
日時 | 2011年1月21日(金) 18:00〜20:00 |
発表題名 | ID付POSデータを用いたドラッグストアの商品アソートメント分析 |
発表者 | ウィラワン・ドニ・ダハナ(大阪大学)、中島望(大阪大学)、照井伸彦(東北大学) |
場所 | 大阪大学 法・経共同研究棟(新棟)505セミナー室 |
発表概要 | 本研究の目的は対象となるドラッグストアの12の店舗において商品アソートメントに関する意思決定がどのように行われているか、またその意思決定 に影響を与える要因は何かを明らかにすることにある。ここで商品アソートメントとは特定の製品カテゴリーにおけるアイテム数(sku)やアイテムの構成である。ID付POSデータを用いて、各店舗における複数の製品カテゴリーのアソートメントが時間とともにどのように変化したかを捉え、個々のアイテムの売上や販売個数との関係を検証する。また店舗間の商品アソートメントの違いを決定する諸要因の分析も行う。 |
発表資料 | shiryou4.pdf |
日時 | 2010年10月29日(金) 18:30〜20:00 |
発表題名 | 有機野菜に対する支払い意思額と生販直接取引の成立可能性の検証 |
発表者 | 酒井 理(大阪商業大学) |
場所 | 大阪大学 法・経共同研究棟(新棟)505セミナー室 |
発表概要 | 「食の安全性」への消費者意識の高まりとともに、有機農産物、無農薬野菜などへの関心は高まっている。その一方で、卸売市場流通が多くを占める日本の農産物流通のなかで、上記のような小ロットの農産物の扱いはなじまず流通量は低迷している。消費者が求めるにもかかわらず、現在の日本で有機農産物が広く流通しない原因がどこにあるかを探る。本報告では、生産者と小売業者の直接取引を取り上げて、有機農産物、無農薬野菜など小ロットの農産物が広く消費者に行きわたる流通システムが成立する可能性があるかどうかを検証する。検証には、農産物の生産量に関する実証的データ、有機農産物に対する支払い意思額のデータを使用する。 |
発表資料 |
日時 | 2010年8月30日(月) 18:00〜20:00 |
発表題名 | 複数の製品カテゴリーにおけるバラエティ・シーキング行動 |
発表者 | ウィラワン・ドニ・ダハナ(大阪大学) |
場所 | 大阪大学 法・経共同研究棟(新棟)505セミナー室 |
発表概要 | 本研究の目的は複数の製品カテゴリーの購買におけるバラエティ・シーキング行動の傾向を調べることにある。カテゴリー間におけるバラエティ・シー キング行動の違い(または類似性)を測定するためにカテゴリー間のバラエティ・シーキング・パラメータの相関係数の推定を行う。また、製品カテゴリーの 属性を用いてこの違い(または類似性)の説明を試みる。分析対象として8つの日用品と食料品を選んだ。 |
発表資料 | shiryou2.pdf |
日時 | 2010年7月30日(金) 18:00〜20:00 |
発表題名 | モバイルSNSにおけるクチコミネットワークの価値 |
発表者 | 松村真宏(大阪大学)、山本晶(成蹊大学) |
場所 | 大阪大学 法・経共同研究棟(新棟)505セミナー室 |
発表概要 |
本研究では、モバイルSNSにおける顧客の紹介ネットワークに着目して、金銭的価値 (MV) を測定する新しい指標を提案する。この指標に基づいてクチコミの価値を検討した結果、クチコミ1件あたりの金銭的価値、売上へ貢献するユーザの特性、コミュニティ内の活発なユーザの特性などが明らかになった。 |
発表資料 | shiryou1.pdf |