こんなに使える経済学
――肥満から出世まで
大竹文雄 編
ち く ま 新 書 出版:筑摩書房 定価:本体680円+税 ページ数:205ページ ISBN978-4-480-06400-4 発行:2008年1月8日 |
<目 次> <書 評> |
序 「経済学は役立たず」は本当か | 大竹文雄 | |
第1章 なぜあなたは太り、あの人はやせるのか | ||
1 なぜあなたは太り、あの人はやせるのか | 池田新介 | |
2 タバコ中毒のメカニズムを解く | 池田新介 | |
3 臓器売買なしに移植を増やす方法 | 高宮浩司 | |
4 美男美女への賃金優遇は不合理か | 安井健悟 | |
第2章 教師の質はなぜ低下したのか | ||
1 学年ごとの競争は公平か | 川口大司 | |
2 文系の大学院志願者が一時増えた理由 | 小川一夫 | |
3 出世を決めるのは能力か学歴か | 川口大司 | |
4 教師の質はなぜ低下したのか | 大竹文雄・佐野晋平 | |
第3章 セット販売商品はお買い得か | ||
1 セット販売商品はお買い得か | 鈴木彩子 | |
2 犯罪が地域全体に与える影響とは? | 沓澤隆司 | |
3 理論を逸脱する日本人の行動 | 西條辰義 | |
4 人の生まれ月を決めるもの | 暮石渉・若林緑 | |
5 少子化の歴史的背景とは | 杉本佳亮・中川雅央 | |
第4章 銀行はなぜ担保を取るのか | ||
1 日本人が貯蓄をしなくなったワケ | C.Y.ホリオカ | |
2 株でもうかる「裁定機会」はあるか | 筒井義郎 | |
3 ぜいたくが解く株価のなぞ | 池田新介 | |
4 銀行はなぜ担保を取るのか | 小川一夫 | |
5 銀行の貸し渋りはあったのか | 筒井義郎 | |
第5章 お金の節約が効率を悪化させる | ||
1 談合と大相撲の共通点とは | 青柳真樹・石井利江子 | |
2 周波数割り当てにオークションは馴染むか | 齋藤弘樹・芹澤成弘 | |
3 不況時に公共事業を増やすべきか | 小野善康 | |
4 お金の節約が効率を悪化させる | 小野善康 | |
5 サザエさんの本当の歳を知るには | 鈴木彩子 | |
第6章 解雇規制は労働者を守ったのか | ||
1 「騒音おばさん」を止めるには | 大竹文雄 | |
2 耐震データ偽装を再発させない方法 | 常木淳 | |
3 解雇規制は労働者を守ったのか | 大竹文雄・奥平寛子 | |
4 相続争いはなぜ起こる | C.Y.ホリオカ | |
あとがき | 大竹文雄 |
<書 評>
読売新聞/夕刊文化「阪流で解説 経済本人気」2008年2月7日夕刊
土井丈朗氏「利害得失に絡む動機」読売新聞2008年2月17日朝刊
日本経済新聞/読書欄「インセンティブ切り口に解説」2008年2月17日朝刊
工藤キキ氏「[読まずにはいられない]いい加減だから面白い不合理ゆえの経済学」AERA2008.4.7号