日本OR学会研究部会「不確実性下の意思決定モデリング」 本文へジャンプ
  − Decision-Making Modeling under Uncertainty −


本研究部会の紹介:

企業の経営,等に現れる意思決定・問題解決において,不確実性が本質的な要因であるような状況が多々見られる.それら不確実性は,おおまかには環境的不確実性と戦略的不確実性とに分類され,これらに対しては,応用確率論,統計学,ファジー理論,ゲーム理論,動的計画,等が,主として,モデル化・定式化・分析の方法群を提供してきた.
本研究部会は,これらの研究分野に関連して,関西地区において永年にわたり脈々と引き継がれてきた研究活動の流れを汲むものであり,平成21年3月より2ヵ年にわたって開催される.本研究部会では,それらの古典的な応用対象とも言える,待ち行列,信頼性・保全性,生産・在庫,等の最近の発展についての研究情報を紹介・収集・交換する場を提供する.さらに, それらの応用対象として,ファイナンス・金融工学,マーケティング, サプライチェーン・マネジメント,等の比較的新しい分野の話題を広く,積極的に取り入れる.
本研究部会は,主として,大阪大学の諸施設(豊中キャンパス,吹田キャンパス,中之島センター,等)で行われるが,京都大学,兵庫県立大学,流通科学大学,関西学院大学,等,関西の大学の関連施設でも開催される.年5回程度(各回2件程度の講演)の研究会を開催し,関西を主たる活動範囲とする他の研究部会との共催での研究会・見学会も企画している.
本研究部会を通じて,関連分野での最新の研究情報の紹介・収集・交換と人的交流の場を提供し,国内での研究活動の活性化に貢献したい.また,様々な分野の話題を広く取り上げることで,異分野間でのコラボレーションによる新しい研究成果を期待している.