書評

[97]  『福島原発事故とこころの健康』岩崎敬子著 日本評論社)/ 「心の回復に何が必要か 実証研究」毎日新聞、2021年5月22日朝刊
[96]  『サラ金の歴史:消費者金融と日本社会』小島庸平著 中公新書)/ 「遊興費は出世への投資だった」毎日新聞、2021年3月27日朝刊
[95]  『なぜ「よそ者」とつながることが最強なのか 生存戦略としてのネットワーク経済学入門』戸堂康之著 プレジデント社)/「新しいアイデアが生まれる」毎日新聞、2021年2月6日朝刊
[94]  『ヒューマン・ネットワーク 人づきあいの経済学』マシュー・O・ジャクソン著、依田光江訳 早川書房)/「「誰の影響力が強いか」が重要」毎日新聞、2020年12月5日朝刊
[93]  『コロナ危機の経済学 提言と分析』小林慶一郎、森川正之編著 日本経済新聞出版)/「取引活性化のための検査・追跡・待機」毎日新聞、2020年10月24日朝刊
[92]  『16歳からのはじめてのゲーム理論 "世の中の意思決定"を解き明かす6.5個の物語』鎌田雄一郎著 ダイヤモンド社)/「人の思いを理解して論理的に考える」毎日新聞、2020年8月22日朝刊
[91]  『絶望を希望に変える経済学』アビジット・V・バナジー、エステル・デュフロ著 村井章子訳 日本経済新聞出版)/「平均的な生活の質を上げるには」毎日新聞、2020年7月18日朝刊
[90]  『経済学を味わう 東大1、2年生に大人気の授業』市村英彦、岡崎哲二、佐藤泰裕、松井彰彦著 日本論評社)/「より幸せな社会を目指す熱血講義」毎日新聞、2020年5月30日朝刊
[89]  『義理と人情の経済学』山村英司著 東洋経済新報社/「人間味溢れる研究人生」毎日新聞、2020年4月18日朝刊
[88]  『日本のセーフティーネット格差 労働市場の変容と社会保険』酒井正著 慶応技術大学出版会/「根拠に基づく「非正規」への拡充策」毎日新聞、2020年2月23日朝刊
[87]  『自分をコントロールする力 非認知スキルの心理学』森口佑介著 講談社現代新書/「人生の成功に重要な機能の鍛え方」毎日新聞、2020年1月5日朝刊
[86]  『新医療経済学:医療の費用と効果を考える』井伊雅子・五十嵐中・中村良太著 日本評論社/「求められるエビデンス活用の仕組み」毎日新聞、2019年11月10日朝刊
[85] 『待機児童対策:保育の充実と女性活躍の両立のために』八田達夫編著 日本評論社/「現実を反映した説得的な提案」毎日新聞、2019年6月16日朝刊
[84]  『生産性 誤解と真実』森川正之著 日本経済新聞出版社/「最先端のエビデンスを見事にまとめる」毎日新聞、2019年1月6日朝刊
[83]  『ヒットの設計図 ポケモンGOからトランプ現象まで』デレク・トンプソン著、高橋由紀子・訳 早川書房/「文系的な知が技術革新に必須」毎日新聞、2018年12月11日朝刊
[82]  『偏見や差別はなぜ起こる? 心理メカニズムの解明と現象の分析』北村英哉、唐沢穣・編 ちとせプレス/「差別や偏見の低減手段も紹介」毎日新聞、2018年10月7日朝刊
[81]  『社会は変えられる―世界があこがれる日本へ』江崎禎英著、国書刊行会/「私たちの努力でよい方向に」毎日新聞、2018年8月26日朝刊
[80]  『「イノベーターのジレンマ」の経済学的解明』伊神満著、日経BP社/「人工知能の時代こそ理論的思考力必要」毎日新聞、2018年7月15日朝刊
[79]  『危機の領域』斎藤誠著、勁草書房・『財政破綻後―危機のシナリオ分析』小林慶一編著、日本経済新聞出版社/「リスク対策として有効な熟議」毎日新聞、2018年6月3日朝刊
[78]  『雇用規制を問い直す―金銭解決の制度設計』大内伸哉、川口大司・編著、有斐閣/「金銭解決の補償金額を提案」毎日新聞、2018年月4月22日朝刊
[77]  『ゲーム理論はアート』松島斉著、日本評論社/「社会のしくみを簡潔に表現する」毎日新聞、2018年3月10日朝刊
[76]  「目利き31人が選ぶ2017年私のオススメ新書」『中央公論/新書大賞2018』2018年3月号、pp.136-137
[75]  『健康格差 あなたの寿命は社会が決める』NHKスペシャル取材班著、講談社現代新書/「所得や地域によって異なる健康水準毎日新聞、2018年1月22日朝刊
[74]  「2017年この3冊」、『毎日新聞/今週の本棚』、2017年12月10日朝刊
[73]  『シンプルな政府』キャス・サンスティーン著、NTT出版社/「表現の仕方と初期設定で賢い選択」毎日新聞、2017年11月26日朝刊
[72]  『働き方の男女不平等 理論と実証分析』、山口一男著、日本経済新聞出版社/「理論と実証分析因果推論駆使し格差解明」第60回日経・経済図書文化賞 書評、2017年11月6日
[71]  『私たちは子どもに何ができるのか』ポール・タフ著、英治出版/「広く応用可能な教育手法」毎日新聞、2017年10月8日朝刊
[70]  『日本の人事を科学する 因果推論に基づくデータ活用』大湾秀雄著、日本経済新聞出版社/「大前提は問題の自覚」毎日新聞、2017年7月17日朝刊
[69]  『成功する人は偶然を味方にする 運と成功の経済学』ロバート・H・フランク著、日本経済新聞出版社/「成功者が税金を払いたくない理由」毎日新聞、2017年6月4日朝刊
[68]  『データ分析の力 因果関係に迫る思考法』伊籐公一朗著、光文社新書、毎日新聞、2017年5月7日朝刊
[67]  『モラルの起源−実験社会科学からの問い』亀田達也著、岩波新書/「哲学的問いを自然科学の手法で分析」毎日新聞、2017年4月23日朝刊
[66]  『「原因と結果」の経済学』中室牧子、津川友介著、ダイヤモンド社、毎日新聞、2017年4月16日朝刊
[65]  『貧困と闘う知−教育、医療、金融、ガバナンス』エステル・デュフロ著、みすず書房/「日本の課題解決にも」毎日新聞、2017年3月12日朝刊
[64]  『教育劣位社会−教育費をめぐる世論の社会学』矢野眞和、濱中淳子、小川和孝・著、岩波書店/「なぜ高等教育に税金を使わないのか?」毎日新聞、2017年2月5日朝刊
[63]  『経済学者 日本の最貧困地域に挑む』鈴木亘著、東洋経済新報社/「意見集約が困難な地域で合意形成」毎日新聞、2016年12月18日朝刊
[62]  『人材覚醒経済』鶴光太郎著、日本経済新聞出版社)/「雇用制度改革し人材を覚醒させよ」毎日新聞、2016年10月23日朝刊
[61]  『人口と日本経済』吉川洋著、中公新書/「イノベーション生まれる社会へ変革を」毎日新聞、2016年9月11日朝刊
[60]  『「非正規労働」を考える』小池和男著、名古屋大学出版会/「人材選別機能としての位置付けを」毎日新聞、2016年7月24日朝刊
[59]  『自由の思想史-市場とデモクラシーは擁護できるか』猪木武徳著、新潮選書/「予測困難な未来の真理に近づく」毎日新聞、2016年6月19日朝刊
[58]  『消費増税は、なぜ経済学的に正しいのか』井堀利宏著、ダイヤモンド社/「社会保障制度と選挙制度の大胆な改革」毎日新聞、2016年4月24日朝刊
[57]  『マーケット進化論?経済が解き明かす日本の歴史』横山和輝著、日本評論社/「市場発展の背後に教育レベルの向上」毎日新聞、2016年3月13日朝刊
[56]  「目利き29人が選ぶ2015年私のおすすめ新書」『中央公論』、2016年3月号(1588号)、p153.
[55]  『経済学私小説<定常>の中の豊かさ』齊藤誠著、日経BP社/「走り続ける社会で生きていく意味」毎日新聞、2016年1月2日朝刊
[54]  『21世紀の不平等』アンソニー・B・アトキンソン著、東洋経済新報社/「議論の際に共有すべき15の政策提案」毎日新聞、2015年12月27日朝刊
[53]  「2015この3冊」、『毎日新聞/今週の本棚』、2015年12月13日朝刊
[52]  『幸福(しあわせ)の構造』島井哲志・著有斐閣/「利他的な行動が幸福度を高める」毎日新聞、2015年10月25日朝刊
[51]  『マシュマロ・テスト?成功する子・しない子』ウォルター・ミシェル著早川書房/「自制心を強化すれば人生が変えられる」毎日新聞、2015年9月6日朝刊
[50]  『「学力」の経済学』中室牧子著・ディスカヴァー・トゥエンティワン/「科学的根拠に基づいた教育政策を」毎日新聞、2015年7月26日朝刊
[49]  『多数決を疑う-社会的選択理論とは何か-』坂井豊貴著・岩波新書/「集団の意思決定にボルダ―ルールを」毎日新聞、2015年6月21日朝刊
[48]  『火花』又吉直樹著・文芸春秋/「経済学に一致する人生のメッセージ」毎日新聞、2015年5月17日朝刊
[47]  『危機と雇用-災害の労働経済学』玄田有史・著岩波書店/「大震災の教訓踏まえリーダー育成を」毎日新聞、2015年4月5日朝刊
[46]  「目利き29人が選ぶ2014年私のおすすめ新書」『中央公論』、2015年3月号、p174.
[45]  『日本の財政「最後の選択」』伊藤隆敏・著日本経済新聞出版社/「破綻回避へ増税のルール化を」、毎日新聞、2015年1月15日朝刊.
[44]  「2014この3冊」、『毎日新聞/今週の本棚』、2014年12月14日朝刊
[43]  『コーポレート・ガバナンス』花崎正晴・著 岩波新書/「株主利益と社会的責任をどう両立させるか」、毎日新聞、2014年12月21日朝刊
[42]  第14回大佛次郎論壇賞選評(『原子力損害賠償制度の研究』遠藤典子著岩波書店)、「責任曖昧な法律明らかに」朝日新聞、2014年12月21日朝刊
[41]  「第36回サントリー学芸賞選評(『なぜ日本の公教育費は少ないのか』中澤渉著勁草書房)2014年11月12日.
[40]  『日本の住宅市場と家計行動』、瀬古美喜著東京大学出版会)/「転居に制約その仕組みは」日本経済新聞/特集【第57回日経・経済図書文化賞】、11月3日朝刊
[39]  第37回労働関係図書優秀賞選評(『検証・学歴の効用』濱中淳子著勁草書房)『日本労働研究雑誌/』No.652, 2014年10月, p.117.
[38]  (『その問題、経済学で解決できます。』ウリ・ニーズィー、ジョン・A・リスト著東洋経済新報社)/「インセンティブ効果を実地に実験」毎日新聞、2014年10月26日朝刊
[37] (齊藤誠著 『父が息子に語るマクロ経済学』勁草書房)「逆の時間の流れで世の中を見る」毎日新聞、2014年8月17日朝刊
[36] (仲野徹著 『エピジェネティクス?新しい生命像をえがく』、岩波新書)「生命科学の到達点分かりやすく」、毎日新聞、2014年7月13日朝刊
[35] (山本勲・黒田祥子著 『労働時間の経済分析』 日本経済新聞出版社)「正規雇用の労働時間、25年前とほぼ同じ」、毎日新聞、2014年5月25日朝刊.
[34] (大阪大学書籍プロジェクト編 『ドーナツを穴だけ残して食べる方法』、大阪大学出版会)「答えが分からない問題の解、求める」毎日新聞、2014年4月13日朝刊
[33] (R. フィスマン、T. サリバン著『意外と会社は合理的』 日本経済新聞出版社) 「「組織の経済学」で会社の問題を理解する」、毎日新聞、2014年2月2日朝刊
[32] 2013この3冊」『毎日新聞/今週の本棚』 20131215日朝刊
[31] (久下部羊著 『悪医』朝日新聞出版) 「末期がん患者と外科医の「溝」を照らす医療小説」、毎日新聞、2013年12月8日朝刊
[30] 「(JIL労働関係論文優秀賞:西本真弓「介護のための休業形態の選択について」『日本労働研究雑誌』No.623)『日本労働研究雑誌』No.640, pp.103-104.
[29] (ルイジ・ジンガレス著 『人々のための資本主義』NTT出版) 「既得権に抗する「市場派」からの処方箋」毎日新聞/今週の本棚、2013年10月20日朝刊
[28] (津田康幸・上田路子・松林哲也著 『自殺のない社会へ』有斐閣) 「悲劇を減らすため「社会科学」にできること」、毎日新聞、2013年9月1日朝刊
[27] (諸富徹著『私たちはなぜ税金を納めるのか』新潮選書) 「納税の裏側にある思想と歴史のドラマ」毎日新聞、2013年7月21日朝刊
[26] (J.グループマン他著『決められない患者たち』医学書院) 「医師とともによりよい治療法を選ぶために」、毎日新聞、2013年5月19日朝刊
[25] 「D. カーラン、J.アぺル著 『善意で貧困はなくせるのか?』みすず書房) 「大切な開発援助金を無駄にしないために」、毎日新聞/今週の本棚、2013年4月20日朝刊
[24] (ニック・ポータヴィー著 『幸福の計算式』阪急コミュニケーションズ) 「科学的な分析によりみえてきた、幸福の意外なすがた」、経済セミナーNo.666、2012年5月、p134.
[23] (小塩隆士著『効率と公平を問う』日本評論社) 「再分配制度の実態をわかりやすく」日本経済新聞、2012年3月11日朝刊.
[22] (ポール W. グリムシャー著『神経経済学入門』、生産性出版、2008年) 日本経済新聞読書欄、2008年9月14日朝刊.
[21] (イアン・エアーズ著文芸春秋社『その数字が戦略を決める』2007年11月)、週刊現代2008年3月8日号、p119.
[20] 「小倉一哉著『エンドレス・ワーカーズ』日本経済新聞出版社(2007/11)」、日経センター会報、No.964、2008年2月、p73.
[19] 「白波瀬佐和子少子高齢化の見えない格差』東京大学出版会(2005年)」、日本経済新聞、2005年3月27日朝刊
[18] 「樋口美雄・財務省財務総合政策研究所編著『団塊の世代の定年と日本経済』日本評論社(2004年)」、エコノミスト、2005年2月1日号
[17] 「エコノミストが選ぶ経済・経営書」解説、日本経済新聞読書欄、2004年12月26日
[16] 「樋口美雄、太田清ほか編著『女性たちの平成不況』、日本経済新聞社(2004年4月26日)」、日本経済新聞、2004年6月6日朝刊
[15] 「吉川洋著 『構造改革と日本経済』、岩波書店、(2003年)」『国際税制研究』 第12号、2004年4月26日、pp. 201-202
[14] 「ロバート・B・ライシュ著/清家篤訳、『勝者の代償』 (pdf)(東洋経済新報社、2002年)」『週刊/東洋経済』2002年8月31日、pp.57
[13] 「ディディエ・ドマジェール著、都留民子訳 『失業の社会学』(pdf) (法律文化社、2002年)」 『時事通信社配信記事、掲載新聞:福井新聞』2002年3月31日
[12] 「玄田有史著『仕事のなかの曖昧な不安』(中央公論新社、2002年)」『日本経済新聞』2002年1月27日
[11] 「Truman F. Bewley著"Why Wages Don't Fall During Recession," (Harvard University Press, 2000)」、 『エコノミックス』B、2000年10月26日、pp.188-191
[10] 「三谷直紀著『企業内賃金構造と労働市場』」『国民経済雑誌』 第177巻、第6号、1998年6月号
[9] 「樋口美雄編『プロ野球の経済分析』」『経済研究』 第47巻、第2号、1996年4月、pp.182-184
[8] 「大滝雅之著『景気循環の理論』(東京大学出版会)」『季刊理論経済学』 1994年12月
[7] 「橘木俊詔・下野恵子著『個人貯蓄とライフサイクル』(日本経済新聞社)」『経済セミナー』 1994年7月号
[6] 「清家篤著『高齢化社会の労働市場』(東洋経済新報社)」『季刊社会保障研究』 1994年
[5] 「石川経夫著『所得と富』(岩波書店)」『季刊理論経済学』 第44巻、第2号、1993年6月、pp.190‐191
[4] 「橘木俊詔編著『査定・昇進・賃金決定』(有斐閣)」『季刊理論経済学』 第44巻、第5号、1993年、pp.434-435
[3] 「黒坂佳央著『マクロ経済学と日本の労働市場』(東洋経済新報社、1988年)」『日本労働研究雑誌』 1992年1月号
[2] 「小野旭著『日本的雇用慣行と労働市場』(東洋経済新報社、1989年)」『日本労働研究雑誌』 1990年5月号
[1] 「H.W.Sinn著『資本所得課税と資源配分』」『学鐙』 1988年4月号、pp.66‐67



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