2007年度 (学部)上級エコノメトリックスU
(大学院)エコノメトリックスU のページ
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受講者は掲示板と同様、定期的にこのページも確認するようにしてください。
講義計画(3/7現在:随時更新するので確認のこと)
太字で示した講義日の講義内容は実際に行った内容、細字で示した講義日の講義内容は予定を表している。
回数 | 講義日 | 講義内容 | 教科書等 参照箇所 |
備考 | 宿題 |
1 | 10月 3日 | §1 準備&イントロダクション §1.1 econometricsとは何か §1.2 計量経済学史概説 |
【文献追加】 | ||
2 | 10月10日 |
§2 線形回帰モデル §2.1 基礎と推定法 2.1.1 モーメント法 2.1.2 OLSEの導出 |
Ch. 1.2-1.5 | Q1.12, Q1.20 | |
3 | 10月17日 |
§2.2 線形回帰モデルの幾何的理解 2.2.1 準備:ベクトル空間 2.2.2 OLSEの幾何的理解 |
Ch. 2.2, 2.3(-p.59) |
【文献追加】 | Q2.3, Q2.6 |
4 | 10月24日 | 2.2.2 OLSEの幾何的理解(続) 2.2.3 FWL定理とその応用 |
Ch. 2.3(p.59-), 2.4(-p.68) |
【文献追加】 | Q2.10, Q2.13 |
5 | 10月31日 | 2.2.3 FWL定理とその応用(続) 2.2.4 Influentialな観測値とレバレッジ[省略] |
Ch. 2.4(p.66-), 2.5, 2.6 |
【追加資料】 | Q2.17 【宿題1〜3解答例】 |
6 | 11月 7日 |
§3 最小2乗推定量の性質 §3.1 「推定量の良さ」とは §3.2 不偏性 §3.3 一致性 |
Ch. 3.1-3.3 | 【補足】 | 【問題】 |
7 | 11月14日 | §3.4 効率性 §3.5 回帰残差 |
Ch. 3.4-3.6 | 【追加資料】 | Q3.5, Q3.16, Q3.17 【宿題4解答例】 |
8 | 11月21日 | §3.6 Misspecification §4 仮説検定 §4.1βのOLSEの分布 |
Ch. 3.7, Ch. 4.5 | なし | |
9 | 11月28日 | §4.1βのOLSEの分布(続) §4.2 シミュレーションに基づく検定 |
Ch. 4.5-4.6 | Q4.10, Q4.14 【宿題5解答例】 |
|
10 | 12月 5日 | §4.2 シミュレーションに基づく検定(続) §5 区間推定[省略] §6 非線形回帰モデル §6.1 モデル §6.2 MMEの性質 |
Ch. 4.6-4.7, Ch. 6.1- 6.2(-p.220) |
【追加資料】 | Q4.16, Q4,17 【宿題6&7解答例】 |
11 | 12月12日 | §6.2 MMEの性質(続) | Ch. 6.2(p.220-) | 【中間テストについて】 | なし |
12 | 12月19日 | §6.3 非線形最小2乗法 | Ch. 6.3, 6.4(-p.230) |
Q6.5, Q6.6 | |
中間テスト(14:00〜14:35) | |||||
13 | 1月 9日 | §6.3 非線形最小2乗法(続) §6.4 Gauss-Newton回帰 |
Ch. 6.4(p.230-), 6.5 |
なし | |
14 | 1月16日 |
§7 一般化最小2乗法(GLS) §7.1 準備 §7.2 GLSEの解釈 |
Ch. 7.2, 7.3 | Q7.2, Q7.4 【宿題8&9解答例】 |
|
15 | 1月23日 | §7.3 撹乱項が不均一分散のケース §7.4 撹乱項に系列相関があるケース |
Ch. 7.4-7.5, Ch. 7.6(-p.271) |
Q7.5, Q7.7 【宿題10解答例】 |
|
16 | 1月30日 | §7.4 撹乱項に系列相関があるケース(続) §7.5 パネルデータの分析 |
Ch. 7.6(p.271-), Ch. 7.7-7.10 |
【補講について】 【板書のミスについて】(最新2/8) |
Q7.24 【宿題12への注意】 【宿題11解答例】 【宿題12解答例】 |
番外 | 2月13日 | 期末テスト | |||
補講1 | 3月 5日 | §8 操作変数法 | 【補講日程について】 | ||
補講2 | 3月 5日 | §9 一般化モーメント法(GMM) | |||
補講3 | 3月 6日 | §9 一般化モーメント法(GMM)(続) | |||
補講4 | 3月 6日 | §10 最尤推定量 §10.1 最尤推定量とその性質 |
|||
補講5 | 3月14日 | §10.1 最尤推定量とその性質(続) | 【補講Part2日程について】 | ||
補講6 | 3月14日 | §10.2 尤度比ベースの検定(漸近検定) | |||
欠講 | §11 進んだトピックス[省略] | ||||
特別 講義 |
3月27日 | 制限従属変数モデル(Limited Dependent Variable Models) に関するセミナー |
【セミナーの詳細について】 |
補足・注意事項等
【文献追加-1.1】
本講義では、初級レベルの計量経済学の知識は何らかの形であるものとして、授業を進めていく予定である。
計量経済学を初めて学ぶ受講者は、2000年度、2001年度の学部「エコノメトリックス」で使用したテキスト、
浅野・中村(2000), 『計量経済学』, 有斐閣
に目を通しておくと参考になるだろう。
【文献追加-1.2】
本講義では、ベクトル・行列を用いて説明を行うが、不安がある受講者は下記の文献が参考になる。
Greene(2003), Enonometric Analysis, 5th ed., Prentice-Hall のAppendix. A
Dhrymes(2000), Mathematics for Econometrics, 3rd ed., Springer-Verlag
永田靖(2005), 『統計学のための数学入門30講』, 朝倉出版
【文献追加-1.3】
授業で紹介したeconometrics勃興期に関する文献は
Roos, C.F. (1933), "Constitution of the Econometric Society," Econometrica, Vol. 1 (1), pp. 106-108.
Crist, C.F. (1953), "History of the Cowles Commission 1932-1952,"
in Cowles Commission for Research
in Economics eds., Economic theory and measurement; a twenty year research report, 1932-1952,
U. of Chicago. (http://cowles.econ.yale.edu/reports/20yr/his_index.htm からも閲覧可能)
科学哲学と経済学、econometricsの関係については、例えば
Dow, S.C. (2002), Economic Methodology: an inquiry, Oxford U.P.
のChap.6 "Progress in Economics"をみよ。
また計量経済学史については、
Morgan, M.S. (1990), The history of econometric ideas, Cambridge U. P.
を参照されたい。
【文献追加-3】
授業で取り扱った、ユークリッド空間、線形部分空間などをさらに理解するには、例えば
佐竹一郎(1997), 『線形代数』, 共立出版 の3章、4章、7章
永田靖(2005), 『統計学のための数学入門30講』, 朝倉書店 の第18講、第19講
が参考になる。
また、線形回帰モデルの幾何的理解の解説したものとして
ウォナコット(田畑・太田訳),
『回帰分析とその応用』, 現代数学社
の14章を挙げておく。
【文献追加-4】
授業で扱ったFWL定理については、
Davidson, R. and MacKinnon, J. G. (1993), Estimation and Inference in Econometrics, Oxford U.P.
のChapter 1.4 "The Frisch-Waugh-Lovell Theorem" (p. 19-24)の記述も参考になる。
【追加資料】
本日の講義の追加資料(FWL定理の証明に必要な数式展開)はここからダウンロード(PDFファイル)すること。
【補足】
授業中で説明不足ぎみであったので、教科書の"The OLS Estimator Can
Be Biased"(p. 90--92)
の箇所を読んでおくこと。
【追加資料】
本日の講義の追加資料(Gauss=Markov定理の証明)はここからダウンロード(PDFファイル)すること。
【追加資料】
本日の講義の追加資料(bootstrap検定の例)はここからダウンロード(PDFファイル)すること。(12/12公開)
【中間テストについて】
授業内で発表したように、
12月19日(水)午後1時45分〜2時30分 (予定)
に4番教室において中間テストを行う(持ち込み不可)。学生証を必ず携帯のこと。
【補講について】
授業内で発表したように補講を行う予定である。詳細はここからダウンロード(PDFファイル)すること。
【宿題12への注意】(1/31)
提出の必要はない。解答例は2月6日に公表する予定ここからダウンロード(PDFファイル)すること。
【板書のミスについて】(2/6)
受講者からの指摘で1/30授業の板書にミスがあったことが判明した。ここにお詫びする。
修正した板書箇所をアップロードする予定であるので、各自訂正しておくように。
板書箇所を訂正した追加資料はここからダウンロード(PDFファイル)すること。(2/8)
【補講日程について】(2/20発表)
3月5日(水)、6日(木)の2〜4時限(10:30〜16:10)に4番教室で行う。
出席できない受講者については、DVDを貸し出す形で対応する。
【補講Part 2日程について】
3月14日(金)の3〜4時限(13:00〜16:10)に4番教室で行う。
出席できない受講者については、DVDを貸し出す形で対応する。
【セミナー詳細について】
3月27日(木)16:20〜17:50に法経大学院総合研究棟7階 大会議室において、
高麗大学(韓国)のMyoung-jae Lee教授によるセミナーが行われる。
"A review of semiparametric estimators for limited dependent
variable (LDV) models with endogenous regressors."
制限従属変数モデル(LDV models)は、今年のエコノメトリックスUの授業で扱えなかった
トピックスであるので、時間的に余裕のある受講生は是非参加して欲しい。 (英語で行われる)